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SBSHD、社員インセンティブ導入と財務強化へ自己株式66%処分

2010年8月31日 (火)

話題SBSホールディングスは31日、グループ社員への業績向上に向けたインセンティブ付与施策として「従業員持株会信託型ESOP」を導入することに伴い、信託先の住友信託銀行に対して第三者割当を行うため、同社が保有する自己株式の66.4%に相当する5630株を処分すると発表した。これにより調達する4億1099万円は全額借入金の返済に充て、財務体質の強化につなげる。

 

今回導入する「従業員持株会信託型ESOP」は、グループ社員に対して業績向上へのインセンティブを付与し、経営への参画意識を高める狙いで、従業員持株会に加入する社員を対象としている。

 

持株会に加入する社員を受益者とする信託を設定し、持株会信託は今後5年間に持株会が取得すると見込まれる株式を一括して取得。その後、持株会信託が持株会の株式取得の際に、一括取得した株式を売却していく。信託終了時点までに売却益が累積した場合には、残余財産として受益者要件を満たす社員に分配する仕組み。

 

また、持株会信託が同社株式を取得するための借り入れに対して補償を行い、株価が下落して持株会信託が借入債務を完済できなかった場合、代わって銀行に対して残存債務を弁済する。