ヤマト、センター受取指定の割安宅急便開始

話題ヤマト運輸は13日、基準運賃より安く、受取人が自らの都合に合わせて全国4000か所の宅急便センターで荷物を受け取れる個人向けの新サービス「宅急便センター受け取りサービス」を10月1日から開始する、と発表した。

受取場所を自宅でなく宅急便センターに指定することで、ヤマト運輸にとっては再配達が発生せず、配達効率が高まることから、基準運賃より54円（税込）安い運賃で提供する。

▲「送り状の記入イメージ」（手書き送り状の場合）

このサービスは、同社が4月28日に発表した「デリバリー事業の構造改革」の中で、「配達効率の向上や再配達の抑制に協力してもらえる個人顧客」向けに提供するとしていた「宅急便センター直送サービス」（仮称）の名称を「宅急便センター受け取りサービス」に改め、提供を開始することにしたもの。

ほかの割引と併用することが可能で、例えばクロネコメンバーズに加入している顧客が、東京から大阪に60サイズの荷物を送った場合、宅急便運賃の1015円が、最大で406円安い609円で利用できるようになる。