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ブランディング視点で工場建設、採用促進効果も

2017年10月4日 (水)

▲施工例(水産加工会社休憩室)

空白

話題岩手県盛岡市の土木建築工事請負会社・タカヤが手がける、ブランディング視点で行う工場建設ブランドが2017年度グッドデザイン賞を受賞した。

「ファクトリア」のブランドネームで提供する同社工場建設は、「きつい・汚い・危険」の脱3Kを図ることで労働環境の改善につなげる取り組みとして評価された。

「あの工場で働きたい」と地域、業界で“憧れ”の工場を目指し、ハード面(施工)だけでなく、ソフト面(ブランディング)でスタッフのモチベーションアップや採用を手伝い、工場を多角的に見てトータルにプロデュースする。

グッドデザイン賞の審査では、「ブランディング発想で建築、家具、衣服、グラフィックといった分野をまたいでトータルなデザインは時代に即した手法だが、機能や特性が異なる多くのアイテムを、強いイメージが打ち出せるようにまとめ上げるには、デザインとディレクションともに高い技量を必要。これまでデザインが介入していない工場で環境全体を見直して問題を洗い出し、働きたいと思えるレベルまで、環境づくりの実現に成功している」と高く評価した。

設計から完成まで最短150日という短期間で仕上げる技術や、ブランディングによってスタッフのモチベーションアップや未来の人材が集まりやすくなる仕組みづくりを、「おしゃれな社員食堂」「工場見学」「商品PRコーナー」といったソフト面から提案している。