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三井造船、大型タンカーneoシリーズ5番船が完成

2017年11月28日 (火)

荷主三井造船は28日、千葉事業所で建造中だった、パナマアジアシップマリタイム社向け超大型油タンカー(VLCC)「キリシマ」が完成し、同日引き渡したと発表した。

同船は、日本の主要港への入港を考慮した主要目として最大級の載貨重量と貨物油タンク容積をもつVLCCで、次世代型エコシップとして燃費性能に優れる「neoVLCC」の1番船で、6万6000重量トン型「neo66BC」にはじまる同社のエコシップタイプのラインナップ「neoシリーズ」の第5弾の建造船となる。

最新の船首形状・船尾形状の採用、高効率プロペラ、省エネ装置装備により環境性能を向上。マルポール条約のSOx排出規制強化に対応する低硫黄燃料油タンクを配備したほか、就航後の排ガス浄化システム(SOxスクラバ)の搭載を考慮した機関室配置としている。

また、原油気化ガスの大気放出を防ぐシステム(VECS)を搭載し、環境保護に配慮。主機関には最新のG型電子制御エンジンである三井-MAN B&W 7G80ME-C9.5ディーゼル機関を搭載し、幅広い出力域で低燃費を実現している。

■主要目
全長:339.5メートル
幅(型):60メートル
深さ(型):28.5メートル
総トン数:15万9793トン
載貨重量トン数:31万2539トン
主機関:三井-MAN B&W 7G80ME-C9.5ディーゼル機関 1基
最大搭載人員:36人
船籍:パナマ
引渡日:2017年11月28日