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ノザワ、積水ハウスとの中国合弁工場が竣工

2012年4月18日 (水)

荷主ノザワ(神戸市中央区)は18日、2011年から積水ハウスと合弁で遼寧省瀋陽市に建設を進めていた「野澤積水好施新型建材(瀋陽)有限公司」の製造建屋・設備が完成し、15日から操業を開始したと発表した。

 

新工場では、中国で展開する一般建築のマンション、オフィスビルなどの内外壁をターゲットとする押出成形セメント板「アスロック」と、戸建住宅向けの押出成形セメント板「住宅用軽量外壁材」を製造する。

 

中国国内でパネル製造工場が完成したことで、住宅、一般建築の大幅な需要増大が見込まれる市場で、日本と同じ品質の製品を供給する体制が整った。

 

アスロックは昨年まで日本から輸出対応していたが、短時間で広範囲に供給が可能となる。さらに今後、中国で「省エネ・高性能工業化パネル」への要求が高まるにつれ、需要が急増するとみている。

 

同社は、100%出資の販売会社「野澤貿易(上海)有限公司」を2011年に設立し、既に営業を開始しているが、新たに生産地に近い北京に拠点を設け、営業範囲の拡大を図る。