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JR貨物の11月貨物取扱量1.7%増加

2017年12月13日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が13日発表した11月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて1.7%増加(前年同月比)した。

今月は中旬に発生した東海道線落石などの影響により、月全体で高速貨物14本が運休となった(前年は高速貨物57本、専用貨物6本が運休)。台風18号の影響で不通となっている日豊線については、トラックによる代行輸送を実施している。

コンテナは、積合せ貨物がドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続き、関東・東海・関西発九州向けを中心に好調に推移した。食料工業品では大阪発北陸向けのビールに加え、北海道の菓子、山陰地区の飲料が順調に推移した。

農産品・青果物では北海道の生野菜の出荷が旺盛となったほか、東北・富山地区の民間流通米の出荷が堅調だった。また、自動車部品では関東・九州間で荷量が大きく落ち込んだものの、全体としては前年を上回った。一方、家電・情報機器は関東・関西地区からの発送が低調となり、前年を下回った。コンテナ全体では2.9%増となった。

車扱は、配送圏の見直しに伴い鉄道シフトが進む石油が好調に推移したが、セメントでは定期修繕時期が変更となったことから、前年を大きく下回った。全体では1.3%減少した。