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JR貨物、1月の取扱貨物量3.5%増加

2017年2月15日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、1月の輸送動向を発表した。取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて前年同月に比べ3.5%増加した。

1月は新潟地区をはじめ各地での風雪害や東海道線線路支障などの影響により、月全体で高速貨貨物207本、専用貨物12本が運休となった(前年は高速貨物216本、専用貨物4本が運休)。

コンテナ貨物は新車販売の好調に伴い、大手自動車メーカーの自動車部品(31.1%増)が、東海地区発東北地区向けで荷量が倍増したことなどから前年を大きく上回った。エコ関連物資は北海道内での建設発生土輸送が好調に推移し7.5%増、化学工業品(2.8%増)・化学薬品(1.6%増)が堅調に推移した。

一方、農産品・青果物(5.9%減)が東北、新潟地区からの民間流通米輸送が低調に推移したため減少。紙・パルプ(2.3%減)が印刷紙・コート紙の需要の落ち込みにより減送となったほか、輸送障害の影響を受け、積合せ貨物(1.7%減)が前年を下回った。コンテナ全体では1.6%増加。

車扱は、石油(3.7%増)が気温低下に伴い好調な荷動きとなったことに加えて、セメント・石灰石(17.5%増)が需要好調に伴い前年を上回り、車扱全体で7.3%増加した。