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JR貨物、5月のコンテナ・車扱取扱量1.4%増加

2017年6月15日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は15日、5月の輸送動向を発表した。取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて前年同期に比べ1.4%増加した。

5月は中旬に発生した東海道線人身事故の影響により、高速貨物2本が運休となった(前年は高速貨物6本が運休)。

コンテナ貨物は、自動車部品輸送(28.4%増)が、大手自動車メーカーの販売好調に伴い、東海地区発東北・九州地区向け、九州・関東地区間での輸送が順調に推移し前年を大きく上回ったほか、積み合せ貨物(8.1%増)も東海・九州地区間で鉄道へのシフトが進み、増送となった。

また、食料工業品(5.9%増)がビール、清涼飲料水、菓子類を中心に好調。一方、紙・パルプ(微減)が印刷紙・コート紙の需要減、一部工場の定期修繕前の在庫調整により前年をわずかに下回ったものの、コンテナ全体では5.6%増加となった。

車扱は、石油(6.1%増)がゴールデンウィークの行楽需要により前年を上回ったことに加え、石灰石(9.7%増)が定期修繕明けの発送が好調となり、車扱全体では5.5%増加した。