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JR貨物、4月のコンテナ取扱量1.4%増

2017年5月17日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、4月の輸送動向を発表した。4月の取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて前年同期に比べ1.4%増加した。

4月は、中旬の低気圧接近に伴う東北地区風規制などの影響により高速貨物40本が運休となった(前年度は高速貨物93本が運休)。

コンテナ貨物は自動車部品(34.2%増)が大手自動車メーカーの販売好調に伴い、東海地区発東北・九州地区向けで大幅増送となったことに加え、九州・関東地区間での輸送が好調に推移し前年を大きく上回った。化学薬品(2.3%増)、化学工業品(1.5%増)も堅調な発送となった。

また、トラックドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続いている食料工業品(2%増)では、大阪地区から北陸地区へのビール輸送が順調に推移したほか、菓子類が増送となり前年を上回った。

一方、紙・パルプ(4.9%減)が刷紙・コート紙の需要の落ち込み、一部工場の定期修繕などにより前年を下回った。コンテナ全体では2.3%増加した。

車扱は、気温が低く推移し、灯油を中心に石油(1.3%増)が好調となった一方で、セメント・石灰石(9.2%減)が定期修繕などの影響で減送となり、車扱全体では1.1%減となった。