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三井化学工場で爆発22人死傷、付近の倉庫に放射性物質

2012年4月23日 (月)

話題三井化学の岩国大竹工場レゾルシンプラントで22日午前2時15分、爆発・火災事故が発生した。

 

同社の発表によると、レゾルシンプラントで爆発火災が発生した後、サイメンプラント、動力プラント配管ラックに延焼、午前8時5分レゾルシンプラントのタンクで爆発が起こり、午後5時15分になって全プラントの鎮圧を確認した。

 

この爆発・火災事故で工場構内社員1人が死亡、地域住民を含む21人が負傷した。このうち、会社関係者以外の負傷は10人。周辺家屋267軒で主にガラス破損などの損傷が発生。構内でも14プラントで爆風による窓ガラス、スレート破損などがあった。

 

また、22日時点で有害物質の工場構外への漏洩は確認されていない。工場構内の倉庫で放射性物質を含む廃触媒を保管しているが、この倉庫は発災場所から500メートル離れており、保管容器に異常なく、放射線量測定値は事故前と変化がないという。

 

レゾルシンはタイヤ・木材接着剤などの原料で、サイメンは接着剤などの原料、溶剤に使われる。