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三井化学、爆発した岩国大竹工場、7月の再開目指す

2012年6月15日 (金)

話題三井化学は15日、同社の岩国大竹工場(山口県和木町)で4月22日に発生した爆発・火災事故について、現在の工場構外の被害への対応状況、プラント稼動再開の見通し、製品在庫の出荷状況を公表した。

 

工場近隣の家屋などの被害は、現在までに8割の補修が完了。引き続き、補修対応を急ぐ。

 

社外の学識経験者、専門家による「事故調査委員会」の調査により、事故の起因プラントが「レゾルシンプラント」であること、その他の火災発生か所はレゾルシンプラントの飛散物による延焼であることが判明したことを受け、レゾルシンプラントと一部のプラントを除き、各プラントで安全点検を兼ねた年次定期点検に入っている。

 

同社では年次定期点検などにより設備の健全性、安全性の確認を行い、関係当局の了解を得た上で、一部プラントを除き7月中には稼動を再開したい考え。大竹地区では既に一部プラントが稼動している。

 

また、工場構内の製品在庫で被害を受けていないことが確認されたものは、関係当局の了解を得て一部製品の出荷を再開している。