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川崎汽船、タイでISO28000とC-TPAT認証取得

2017年12月27日 (水)

ロジスティクス川崎汽船のタイ子会社で倉庫・コンテナヤードデポを運営するKラインコンテナサービス・タイがこのほど、サプライチェーンのセキュリティー管理規格「ISO28000」とC-TPATの認証を取得した。ISO28000とC-TAPTの認証を取得したタイの物流会社はまだ少なく、先駆的な事例だといえる。

Kラインコンテナサービス・タイは1989年の設立後、地域に密着した物流サービスを提供し、2015年にはレムチャバン港近郊にコンテナデポ、トラックデポ、倉庫を集約した最新物流センターを開設。現在はタイ国内で4拠点を構えるが、さらに顧客から預かる貨物の安全品質を確保する狙いで、認証取得に取り組んだ。

ISO28000は、物流全体のテロ対策の一環として物流監視機能の強化、密輸の撲滅、海賊行為・テロ攻撃の脅威への対処、安全なグローバルサプライチェーン体制の整備を目的としている。C-TPATは米国税関が米国の船会社、港湾事業者、内陸輸送業者、製造者、荷主、倉庫業者などの貿易関係者に参加を呼びかけているテロ防止・治安確保のための税関・産業界提携活動。安全基準を満たし、優良と認められた場合、迅速な通関処理などのメリットが得られる。