財務・人事エア・ウォーターが9日発表した、2017年第3四半期(4-12月期)決算によると、物流関連事業の経常利益が9.5%減少したことがわかった。
食品物流を中心とする3PL事業は、新規エリアでの配送受託の拡大により大手小売チェーン向けの荷扱量が伸長したことに加え、庫内作業の生産性向上に取り組んだことにより好調に推移した。また、同社グループの定低温輸送技術を活用した日本赤十字社の原料血漿輸送業務も堅調だった。
トラックボディなどの設計・架装を行う車体事業は、工場増設や機械設備への効果的な投資を継続したことで生産性が拡充したこと、また、好調な受注が継続したことにより順調に推移した。
一方 、一般貨物輸送と北海道・本州間のフェリーを活用したシャーシ輸送で構成する運送事業は、新規荷主の獲得やシャーシ発着本数のバランス最適化などに取り組んだが、軽油価格の上昇や人件費の増加による影響を受け、「厳しい状況」となった。
セグメントの売上高は340億100万円(6.4%増)となったが、経常利益は16億4700万円(9.5%減)だった。
■2018年3月期第3四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 3,401 | 6.4% | |
経常利益 | 1,647 | -9.5% | 48.4% |