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【決算】第一中央汽船、営業赤字109億円

2012年4月27日 (金)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高139,047130,377-6.7%
営業利益-10,1544,890-
経常利益-11,0021,166-
当期純利益-9,2811,762-

ロジスティクス規模拡大により増収を確保したものの、為替円高、燃料油価格高騰、市況低迷が響き、多額の損失計上に至った。

 

外航部門で営業損失109億円
外航海運業は、売上高が1249億9400万円と7.7%増加したものの、営業損失は109億2200万円(前年度は39億1800万円の営業利益)となった。

 

内航部門も23.2%減益
内航海運業は、売上高110億6100万円と1%の減収、営業利益も5億3800万円と23.2%の減益となった。一般貨物船で震災の影響などにより、上期国内輸送量が9%減少、燃料油価格の高騰も収益を圧迫した。

 

次期、市況回復傾向を予測
新造船の供給圧力は続くものの、世界経済の回復、新興国の需要増大により、外航不定期船市況は徐々に回復傾向をたどると予測。2012年度上期は、市況の回復の遅れ、燃料油価格の高止まり、為替円高など、厳しい環境が続くが、外航不定期船市況が徐々に回復することなどにより、通期売上高1610億円、営業利益15億円、経常利益5億円、当期純利益45億円を見込む。通期為替レートとして、1ドル80円、燃料油価格を上期1トン760ドル、通期1トン740ドルと想定している。