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鴻池運輸・3Q、全部門で増収増益に

2018年2月13日 (火)

財務・人事鴻池運輸が13日発表した4-12月期決算は、複合ソリューション事業、国内物流事業、国際物流事業の全部門で増収増益となった。

複合ソリューション事業は、鉄鋼関連分野が生産工程付帯業務の増加、火力発電所関連の大型工事の継続により、好調に推移。食品関連分野も、食品、酒類の倉庫保管取扱業務は減少したが、清涼飲料などの製造請負や配送センター業務の手堅い推移により、全体で大きく増加した。

また、空港関連分野がNKSホールディングの新規連結化やメディカル関連分野での院内物流の増加が寄与し、売上高は7.3%増、セグメント利益は3.7%増となった。

国内物流事業は、冷凍食品や食品原料の保管、配送取扱業務が減少したほか、不採算業務から撤退した。一方、顧客センター内でのオフィス用品の取扱業務が増加したほか、取扱ブランドの増加に伴いアパレル品取扱業務が増加したことにより、売上高は2.4%の増収となった。セグメント利益は、増収に伴う増益効果に加え、前期に発生したオフィス用品配送センター業務の立ち上げコスト解消も寄与し、4.5%の増益。

国際物流事業は車両用コイル輸出業務の減少や家電の輸出入業務が低調だったが、アジア向け精密機器製造設備の輸出や、アパレル品輸入業務の獲得、ガラス製品輸送取扱業務の増加により、売上高が10.1%増加した。セグメント利益は増収に伴う増益効果のほか、前期に発生した海外市場の一時的な調査費用の解消により2.5倍増となった。

■2018年3月期第3四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
208,6026.7%
営業利益
9,4257.6%4.5%
経常利益
9,7507.7%4.7%
当期利益
6,4496.6%3.1%