ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

郵便利用が後絶たず、名古屋税関管内の不正薬物密輸

2018年2月26日 (月)

事件・事故名古屋税関がまとめた2017年の不正薬物や金地金の密輸摘発状況(管内)によると、不正薬物は27件を摘発し、4162グラムが押収された。押収した不正薬物は9万2000回の使用量に相当するという。

覚醒剤など不正薬物の密輸入は摘発件数・押収重量ともに昨年に比べてやや減少しているが、コカインの押収重量が大幅に増えて2.6キロとなったほか、指定薬物の摘発も相次いでおり、不正薬物の密輸入は、依然として深刻な状況にある。

特に郵便を利用した密輸入事案が後を絶たず、インターネットを通じて安易に海外の違法サイトから購入しようといった傾向が未だ続いている。

金地金の密輸入についても摘発が続いており、「極めて深刻な状況にある」(名古屋税関)。密輸の手口は、航空機旅客が身辺に巻きつけたり、携行する手荷物の中に隠したりしたものが大半を占める。

摘発件数は57件で、押収した金地金の総重量は430キロ。金額にして20億円に相当し、脱税額は総額で1億6000万円に上る。