国際米UPSは7日、アジア太平洋の11か国がTPP(環太平洋パートナーシップ)協定に合意したことについて、「(域内の)企業に新規市場と新規顧客にアクセスする新たな機会をもたらす喜ばしい進展だ」と歓迎する声明を発表した。
TPPをめぐっては、日本政府が6日に協定分への署名を閣議決定し、早期発効へ日本が主導的な役割を果たす考えを示しているほか、1月にトランプ大統領が離脱を表明した米国も、復帰交渉を検討する動きを見せている。
UPSはアジア太平洋地域プレジデントのロス・マッカロー氏の名で「参加11か国が協定に合意したことを祝福する。アジア太平洋地域にとって、同地域の企業に新規市場、新規顧客にアクセスする新たな機会をもたらす喜ばしい進展だ」とのコメントを発表。
TPPの発効によって「越境通関における障壁が解消し、最新のEコマースのフレームワークが構築され、地域内貿易の重要な先例を作る高い水準のルールが確立される」とし、域内多国間で越境ECが拡大することへの期待感を示した。