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郵船、シンガポールで次世代海運・物流トークイベント

2018年3月8日 (木)

国際日本郵船は8日、海運・物流分野の次世代ソリューションを開発するため2016年3月にウェザーニューズ、構造計画研究所と3社共同でシンガポールに立ち上げたシンフォニー・クリエーティブ・ソリューションズ(SCS)社が、同国でこれらの分野を対象としたトークイベントを開催したと発表した。

シンガポール国立大学の起業支援事業「NUSエンタープライズ」と共同で2月26日にスタートアップ企業が集積する「BLOCK71」で開いたもので、3回目となる今回は「コンテナビジネス」に特化した技術の活用に焦点を当て、これまで取り組んできた物流・海運イノベーションをさらに掘り下げたテーマを設定した。

▲(写真中央)Ocean Network Express社ユージン・チエンシニアマネジャー

邦船3社のコンテナ船事業を統合して発足した「オーシャンネットワークエクスプレス」(ONE)でシニアマネジャーを務めるユージン・チエン氏がスピーカーとして登壇し、コンテナビジネスの概要を紹介。チエン氏自身の経験を踏まえ「イノベーションを生み出す企業風土の重要性」を訴えた。

ほかのスピーカーからはロボットによる業務自動化(RPA)の導入効果や課題などを例に、先進技術の活用実用的なプレゼンテーションが行われた。

シンフォニークリエーティブソリューションズ社は海運・物流業界におけるオープンイノベーションプラットフォームとして同イベントをシリーズ開催しており、4月上旬にはスタートアップ企業を対象としたコンテストも計画している。