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栗林商船、清水寄港で東京・大阪内航シフト促す

2018年4月16日 (月)

ロジスティクス栗林商船は13日、苫小牧を5月26日に出港する神明丸から、清水への定期寄港を開始すると発表した。大阪の増便も同時に実施する。

社会問題化しているトラックドライバーの人手不足を背景に、同社は長距離ドレージ輸送が今後さらに困難な状況になるとみて、解決策として寄港地の追加を検討。昨年から東海道の主要港湾である清水港に着目し、荷主や関係者の協力を得て定航化に向けたトライアル寄港を複数回重ねた。

同社が運航する東京・大阪を結ぶ航路はモーダルシフトの受け皿として利用が進んでいて、その中間に位置する清水に寄港を開始することで、この地域でもモーダルシフトに取り組みやすい環境が整う。

航路は「苫小牧-東京-清水-大阪-清水/東京-仙台」のウィークリー運航で、釧路・仙台発の清水向けと清水発の釧路向けは既存船舶によるトランシップで対応する。運航船舶はRORO船「神明丸」(1万3091総トン・載貨重量6885トン・全長160メートル)で、大型トレーラー150台、乗用車(中型)260台、ロールペーパー2000トンの積載能力を持つ。船舶代理店は鈴与。