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小僧寿し、デリズなど3社と提携し共同宅配加速

2018年4月23日 (月)

M&A小僧寿しは23日、夢の街創造委員会、アスラポオート・ダイニング、デリズの3社と業務提携し、共同デリバリー事業を展開すると発表した。

小僧寿しは、「茶月」ブランドで進めている寿しの宅配事業に加え、寿し以外の宅配ニーズに応える和洋中の宅配商品の展開や、店舗を宅配拠点とした宅配代行の展開を行う「複合型宅配事業」を進めている。

もともと資本関係にあったアスラポート・ダイニングが成長戦略として掲げるデリバリー事業への本格参入を進めるなか、同社と共同してデリバリー事業の取り組みを進めてきた。また、夢の街創造員会が運営する「出前館」と共同して小僧寿し店舗を活用した配送拠点の開発を推進し、現在関東に4か所の「複合型宅配事業拠点」を開発し、運営を行っている。

今回、相互のデリバリー事業の拡大成長を図り、国内デリバリー市場での新たなビジネスモデルを確立するため、4社が共同してデリバリー事業を展開することを決定した。

具体的には、国内デリバリー市場の開拓と発展の推進、国内配送拠点の共同開発、人材採用や人材教育の共同推進、デリバリー事業のビジネスモデルの開拓などで連携する。

複合型宅配事業は、自社ブランド茶月による寿しの宅配事業、アスラポート・ダイニングの運営ブランドの宅配事業、デリズが運営するウェブ主体でイートイン形式の提供機能を持たない宅配専門店「和洋中のバーチャルレストラン」の宅配事業、夢の街創造委員会で展開されるシェアリングデリバリーの拠点としての宅配代行事業――で構成する。

小僧寿しとデリズの宅配拠点で、夢の街創造委員会の展開するシェアリングデリバリーの拠点の拡大加速を推進する一方、アスラポート・ダイニングとデリズとの連携をより強固なものとすることで、自社ブランドの寿し宅配に和洋中商品の宅配事業展開を付加することが可能となる。

また、これらに関連し、6月1日付でデリズを完全子会社化する。デリズの保有するバーチャルレストランでの宅配事業のノウハウを共有することで相互のデリバリー事業の拡大を図り新たなビジネスモデルの確立を目指す。

小僧寿しは、「迅速に複合型宅配事業の成長を図るためには段階的に歩みを進める資本業務提携ではなく、同社を完全子会社化することが、当社グループのデリバリー事業の拡大成長において最も有効的であり、当社グループの企業価値の向上に資するものと判断した」と説明した。