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ANAの貨物事業、国際線収入26%増

2018年4月27日 (金)

財務・人事ANAホールディングスが4月27日発表した2018年3月期決算によると、同社の航空貨物事業は、国内線貨物輸送・郵便の収入が減少したものの、国際線貨物・郵便が増加した。

国内線貨物は、需要が好調な国際線との接続貨物を取り込んだほか、花卉(かき)需要が高まる期間に沖縄-羽田線の貨物臨時便を設定するなどの増収に努めたが、航空貨物需要全体が期を通じて低調に推移したことや、宅配貨物の取り扱いが減少したことにより、輸送重量、収入ともに前期を下回った。

国内線貨物輸送重量は43万6000トン(前期比3.2%減)で収入は307億円(0.5%減)となった。国内郵便輸送重量は3万4000トン(0.8%増)で、収入は33億円(0.8%減)。

国際線貨物は、北米・欧州向けの自動車関連部品や電子機器を中心とした旺盛な貨物需要を背景に、日本発海外向けが好調に推移した。海外発も、アジア・中国発の日本向け貨物が好調に推移したことに加え、中国発北米向けの三国間貨物を取り込んだことで、輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。

国際線貨物輸送重量は99万4000トン(4.3%増)で、収入は1180億円(26.5%増)。国際郵便輸送重量は3万1000トン(10.1%増)で収入は59億円(22.0%増)となった。