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nms、物流・電子機器アフターサービス合わせた新会社

2018年5月7日 (月)

ロジスティクス製造アウトソーシング企業のnmsホールディングスは7日、物流事業と各種電子機器のアフターサービスを中心とした事業を行う新会社を設立すると発表した。

同社グループの日本マニュファクチャリングサービス(nms)は、製造派遣・製造請負の実績とノウハウを活かし、これまで「製造系ロジスティクス事業」や「製造系以外の小売商材を扱うロジスティクス3PL事業」、また自社工場での各種電子機器の解析・修理・検査業務などの「アフターサービス・テクニカルサービス事業」を展開してきた。

昨今、物流業界は輸送と倉庫管理に限定せず、効率的・合理的な流通経路の構築からさまざまな商材の流通加工を発展させてきたが、「その中の『各種電子機器製品のテクニカル流通加工』については、従来の物流企業がメーカー・荷主の要請に対し、物流業務の延長線上で対応するケースが見られ、テクニカル領域のノウハウや専門性を持って対応するケースは少なく、メーカー・荷主は加工体制の構築補助を余儀なくされ、かえって手間とコストを要する実態があった」という。

こうしたなか、同社グループは、これまでの「物流3PL事業」の実績と「各種テクニカルサービス事業」のノウハウ・実績をもとに、物流受託とテクニカル領域双方を融合させた、新たな「ロジスティクス&テクニカルサービス」を柱とする新会社を設立し、メーカー・荷主にとって効率的な流通経路構築、革新的な物流戦略の実現を支援する。

また、ロジスティクスとテクニカルサービスそれぞれの事業規模拡大も図る一方で、物流業界の喫緊の課題でもある「機動的な人材確保とその定着」「全体業務の効率化」についても、「nmsの人材ビジネス機能」と「同社グループのメーカー機能、EMS機能」のリソースをフル活用し、顧客ニーズに応える。

テクニカルサービス事業の中のひとつ、「各種電子機器のアフターサービス」でも、消費者ニーズの多様化によるアフターサポート業務の拡大に併せ、市場の「人材確保・流通機能を併せもつワンストップの委託ニーズ」に対し、総合的なサービス展開に取り組む。

■新会社概要
名称:nmsロジスティクス&テクニカルソリューション
所在地:千葉県柏市大青田724-2nmsロジスティクス&テクニカルセンター柏内
事業内容:ロジスティクス事業(3PL受託、製造物流、物流派遣など)、テクニカル流通加工事業(キッティング、セットアップ加工、テストなど)、アフターサービス事業(基板修理、リペア・リワークサービス、コールセンターなど)、各種労働者派遣事業
資本金:5500万円(日本マニュファクチャリングサービス100%出資)
設立日:2018年6月1日(予定)