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【決算】山九、港湾物流の収益性悪化

2012年5月10日 (木)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高395,977373,2096.1%
営業利益18,48718,747-1.4%
経常利益18,26317,5723.9%
当期純利益9,0978,20310.9%

ロジスティクス物流事業、港湾物流の収益性悪化
売上高の54.1%を占める物流事業は、港湾物流で第4四半期に取引先の中国船社が、日本への運航サービスを中止した影響が大きく、主要港でのコンテナ取扱量が大幅に減少、収益性も悪化した。

 

国際物流の輸入取扱い貨物は、円高の影響もあってやや増加したものの、輸出取扱貨物は震災や円高の影響により、全般的に不調となった。調達代行業務を受注したことなどによって前年並みの作業量を確保した。

 

新規3PL作業の開始で物流全体の作業量は増加したが、国内の鉄鋼、石油・石化関連顧客の構内作業量は、顧客の生産量や販売量が震災・円高などの影響によって調整が行われたため減少した。

 

これらの結果、物流部門の売上高は2140億8000万円と前期比4.4%の増収、セグメント利益は41億3500万円で25.7%の減益となった。

 

今期、売上高4120億円見込む
今期は連結売上高4120億円(4%増)、営業利益192億円(3.9%増)、経常利益190億円(4%増)、純利益107億円(17.6%増)を見込んでいる。