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センコーGHD決算、コストアップで営業益前期並み

2018年5月10日 (木)

財務・人事センコーグループホールディングスが10日発表した前3月期決算は、日本マリンや安全輸送などを子会社化したことなどが寄与し、4921億2700万円と前期比8.1%の増収となった。しかし既存顧客の物量が減少し、傭車費などの外注費や燃料価格が上昇するなど上昇するコストに圧迫され、営業利益は170億8700万円とほぼ前期並みにとどまった。

主力の物流事業は、日本マリンや安全輸送などの連結子会社化による増収に加え、前年度に開設した大型設備や大手ドラッグストアなど小売・量販関係の拡販で事業収入が3477億5200万円と9.4%の増収。商事・貿易事業、コールセンターなどの「その他」事業も増収となった。

今期は3温度帯物流などの「流通ロジスティクス」分野を中心に国内外で物流センター事業を拡大していくほか、人材の確保と育成を強化しながら、直営車両の増強をさらに進めていく。

また燃料費や傭車費など外注費などのコストアップに対応するため、取引条件の見直しや料金改定を進め、収益力の強化を図る。これらにより、売上高5300億円、営業利益193億円、経常利益193億円、最終利益115億円を見込む。

■2018年3月期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
492,1278.1%
営業利益
17,0870.0%3.5%
経常利益
17,3160.1%3.5%
当期利益
9,5036.2%1.9%