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鴻池運輸、北米グループ会社が資貢献企業表彰

2018年5月25日 (金)

▲授賞式の模様(写真左から2人目が辻会長)

認証・表彰鴻池運輸は24日、北米グループ会社であるコウノイケパシフィックカリフォルニア(KPC)が、米国・カリフォルニア州ロサンゼルス地区商工会議所から2017年度の海外からの投資貢献企業として表彰されたと発表した。4日にロサンゼルス市内のホテルで開催された授賞式に、鴻池運輸の辻卓史会長が出席した。

この賞は、ロサンゼルス地区の5区内で積極的な投資を行い、南カリフォルニアの地域社会や経済の発展に貢献した外国企業の中から選定される「Foreign Direct Investment Award」(外国直接投資賞)で、今回のKPCの受賞は、ロサンゼルス港湾局の推薦によるもの。

4日に行われた授賞式は、ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長をはじめ、1500人の同地区商工会議所会員が出席した。壇上では鴻池運輸の紹介映像の放映後、商工会議所会頭より辻会長にクリスタル製の表彰盾が授与された。

▲KPCの外観(事務所内にKTEも併設)

KPCは、鴻池運輸が1985年に初めて北米に開設した100%出資拠点であるコウノイケトランスポート&エンジニアリング(旧KTE、当時)が前身の会社。ロサンゼルス市近隣にはまだ冷凍・冷蔵施設が少なかったことに着目し、88年8月、ウィルミントンに用地を取得した。当時のカリフォルニア州知事ピート・ウィルソン氏が訪日時に鴻池運輸にを訪するなど、歓迎の意を表した。

しかし、実際の倉庫建設までには多くの困難に直面し、5年を経て94年4月にKPCを50%出資の運営会社として設立、11月に竣工し、翌年操業を開始した。その後KPCは同業2社を買収し傘下に収め、コウノイケジェネラル、コウノイケイーストリートとして、事業の安定・拡大を推進した。昨年夏にはコウノイケジェネラルがサウス・ゲート市に1万3000 パレットの能力を持つ倉庫を新設し移転、稼働を開始しており、KPCグループ合計で4万パレット以上の保管能力を持つ冷凍・冷蔵倉庫会社に成長した。

現在、この3社に加え、2000年4月にNVOCC(非船舶運行業者)として再度設立されたコウノイケイーストリートを加えた 4 社体制で、新たな用地取得を進めるなど事業拡大を進めている。