M&A鴻池運輸は20日、タイで鉄鋼などの重量物輸送を手がけるコウノイケJトランスポート(タイ)の全持分を売却すると発表した。
コウノイケJトランスポート(タイ)は鴻池運輸が49%、Jトランスポートが35%、ランドトランスポートが14%、鴻池運輸が49%出資する共同出資会社が2%——をそれぞれ出資し、2017年に設立された重量物輸送会社だが、現地の厳しい市場環境で取扱量が伸び悩んでいた。
鴻池運輸は不採算事業を見直す取り組みの一環としてこの合弁事業のあり方を改めて検討した結果、「当社グループが保有する全株式を売却することが最適」と判断した。売却先は同国のスワット・ファプラタンチャイ氏。