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ブリヂストンとグットイヤー、米に卸設立し物流統合

2018年6月20日 (水)

荷主ブリヂストンは20日、米国子会社ブリヂストンアメリカス(BSAM)と、ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーが共同で設立する、米タイヤ卸売事業会社「TireHub」(タイヤハブ)が7月から営業を開始すると発表した。TireHubは、両社の物流ネットワークを統合することで、商品の在庫・販売・配送まで一貫したサービスを提供し、全米の販売店に毎日配送することが可能となる。

TireHubはグッドイヤーとBSAMが自社で保有する卸売網を統合して設立する新会社。ジョージア州アトランタに本社を置き、既存のBSAMとグッドイヤーの倉庫などを活用することで、全米各地に80以上の物流拠点を保有することになる。

タイヤ販売店に加え、消費者のニーズに応えるため、独自の取り組みで、必要な商品を素早く供給できる体制を実現する。販売窓口を一本化し、販売店のPOSシステムと容易に統合できるオンラインのポータルを新たに導入するなど、業界最高水準のサービスを目指す。

また、グッドイヤーとBSAMの持つ充実した商品ラインナップを供給することで急速に伸長する大口径プレミアムタイヤの需要増にも対応する。TireHubは、BSAMとグッドイヤーがそれぞれ50%ずつ出資し、両社から独立して事業を行う。