いすゞ、最新排出ガス規制対応の｢ギガトラクタ｣発売

サービス・商品いすゞ自動車は22日、大型トラック「ギガ トラクタ」を改良し、販売開始した。9月から施行される最新排出ガス規制に対応しつつ、省燃費性能を実現した。

エンジンを冷却系中心に性能を向上させることにより、最新排出ガス規制への対応と主力馬力帯でそれぞれ2015年度燃費基準プラス5％を達成した。さらに、「スム―サーGx」車には地図情報を活用したオートクルーズ機能「Smartグライド+g」を新たに採用。道路状況から最適なギヤ段を自動選択し、省燃費に貢献する。

また、スムーサーGx専用にクラス最大トルク値のエンジンを新たに展開するほか、積載重量と容積を最大限にした新規格トレーラに対応するため、4×2エアサスセミトラクタにホイールベースG（3830ミリ）の第5輪荷重11.5トン車を新たに設定する。

第5輪荷重11.5トン車には、カプラオフセットの変更が可能なスライドカプラを展開。これにより1台のトラクタでキングピン荷重や前回り・すそ回り半径が違う複数のトレーラに対応が可能となる。

このほか、ETC2.0を全車に標準設定し、運行中の利便性を高めた。ヘッドランプと室内灯のLED化とメーター照明の常時点灯化を実施することにより視認性を向上した。

年間目標販売台数は、ギガシリーズ全体で1万台としている。東京エリアの希望小売価格は1949万2000円（税込）。