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JDA、AI活用でサプライチェーン強化支援

2018年7月5日 (木)

荷主JDAソフトウェア・ジャパンは5日、JDAの中核的な製品を拡張した次世代デジタルサプライチェーン・ソリューション「JDA Luminate(ルミネート)TM」を発表した。

JDAルミネートは、デジタルネットワーク上で店舗や配送センター、ロジスティクス、製造工程などを結び、サプライチェーンのあらゆる段階で継続的に需給を調整しながら、リアルタイムのデータを、すばやく収益性の高いビジネス決定にシームレスに変換する。

また、機械学習、AIといったエッジテクノロジーや、ソーシャルメディア、ニュース、イベント、天気のデータを活用し、グローバルなサプライチェーン・ネットワークを強化する。

例えば、「JDA Luminate Warehouse」(デジタル倉庫)では、AIと機械学習をベースに、人、機械、在庫のリアルタイムのポジショニングと連動しながら、実際の作業内容、移動距離、作業期間や完了時間などの情報を統合し、タスクの最適化を行う。これにより、バランスが取れ、「明確に優先順位付けされた処方的な(最適化され自律的な)タスク」が確立され、作業停滞の解消や完了まで作業量などが改善される。

また、「JDA Luminate Transport」(ダイナミック・予測型輸配送)では、拡張されたリアルタイムの可視化・分析機能を用いて、予定された輸配送時に発生しうる混乱の正確な予測や、例外事象の根本原因の自己診断、これらのイベントに対して最適な修正処理を関連付けることができる。

JDAのDesikan Madhavanur氏(執行副社長兼最高開発責任者)は、「JDA Luminateソリューションは、顧客の拡張サプライチェーンの内外に広がる各種データやシステム、機器、ネットワーク、取引先など、全ての要素を連携し、コネクテッドなサプライチェーンを提供する。そしてコグニティブで、実際に実行可能な意思決定を支援する。既存のJDAのアプリケーションを拡張する独自のプラットフォーム上に構築されており、より良質なデータやサイエンス、顧客経験を提供し、最終的によりよいビジネスの成果をもたらす」とコメントした。