クックパッドがネットスーパー事業へ参入

話題クックパッドは10日、東京都渋谷区などで今夏から生鮮食品専門のネットスーパー事業に参入することを発表した。ネットスーパーは「クックパッドマート」のサービス名で展開する。「こだわり食材」を1品から送料無料で受け取りたい場所・時間を選んで注文できるのがセールスポイント。

当初は渋谷区・世田谷区・目黒区の一部からスタートし、段階的に拡大を図る。10日には利用予定者に向け、サービス内容を説明する“ティザーサイト”を公開。同サイトでは「販売店」として参加する販売者・生産者や、「受け取り場所」として参加する店舗・施設などのパートナーを募集する。

取り扱う商品は「焼きたてパン」「朝採れ野菜」などの新鮮な食材で、販売店から集荷した当日に受け取れるようにする。1品からの注文に送料無料で対応するため、毎回必要な分だけ手軽に購入できる。利用者は提供地域の店舗・施設などに設けられた受け取り場所の中から、利用者が選んだ場所・時間に受け取る。

同社はクックパッドマートを「初期費用・固定費無料で出荷当日配送を行うことができるプラットフォーム」と位置づけ、新鮮な状態でこだわり食材を販売したい販売者・生産者を募集。精肉店、鮮魚店、ベーカリーや農業や畜産業などで直販可能な生産者の参画を想定している。立ち上げ時は東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で事業を営む販売者が対象。

また、自宅への配達でなく地域の店舗や施設で商品を受け取れる仕組みを採用することから、受け取り用設備を設置できる0.5平方メートル程度のスペースを確保でき、地域の利用者のために活用したいと考える店舗、施設、空きスペースを募集する。

洋品店、クリーニング店、食品・飲料・飲食店、不動産店などの衣食住に関連する店舗や貸出スペースを用意できる施設運営者、事業者の参画を想定する。

■問い合わせ・申し込み先
クックパッドマートティザーサイト
https://cookpad-mart.com/