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GLプロパティーズ、神奈川県愛川町に大型物流施設

2012年5月22日 (火)
「GLP厚木」の完成イメージ

「GLP厚木」の完成イメージ

ロジスティクスGLプロパティーズ(東京都港区)は22日、神奈川県愛甲郡愛川町の内陸工業団地で新たに大型マルチテナント型物流施設「GLP厚木」の開発に着手した、と発表した。昨年9月1日に発表したカナダ公的年金運用機関「カナディアンペンションプランインベストメントボード」(CPPIB)と合弁で設立した「ジャパン・ディベロップメント・ファンド」の第3号案件として開発する。

 

GLP厚木は同社発足後、国内4棟目の開発物件で、神奈川県では6棟目の所有物件となる。多数の工場・倉庫が集積し、製造業・運送業を中心として140社が加盟する神奈川県内陸工業団地で取得した敷地面積4万4511平方メートルの開発用地に、延床面積10万9537平方メートルの大型マルチテナント型物流施設を計画している。

 

今年度中に圏央道「相模原IC」が計画地の1キロメートル北東側で開通することになっており、立地ポテンシャルの高まりが期待されている。災害時のカスタマーの事業継続性確保を目的とした免震工法の採用やバックアップ電源の導入、プレキャストコンクリートの採用によるCO2の大幅削減などに取り組む。

 

既に、大手物流会社との間で全体の約35%に相当する3万平方メートルの賃貸借契約を締結。入居する物流会社は「拠点集約をすることができる効果と、このエリアに新たに物流センターを開設することで、物流ネットワークの効率化やコスト削減、事業継続性の強化が同時に実現できる点」を評価した。

 

施設は11月に着工し、2013年12月末の竣工に向け、入居企業を募集する。