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運び手の2割が女性、一般人配送アプリ「ダイヤク」

2018年8月23日 (木)
空白

話題バイク便のセルート(東京都新宿区)は23日、主婦や学生などの移動時間をシェアして荷物を運ぶ配送アプリ「DIAq」(ダイヤク)がサービス開始から1年を迎えたのを機に、登録者や荷物の内訳などの情報を公開した。

(以下グラフの出所:セルート)

同アプリは、自転車で通学する学生や買い物に行く主婦などが空き時間や移動時間を利用して荷物を運ぶことができるサービスで、職業ドライバーではない一般の登録者が運び手となることから輸送繁忙期に左右されず「荷主は物流のピークを気にすることなく、運び手を確保できる」といった利点がある。

セルートのまとめによると、現在の登録者は2500人を上回る水準に達していて、このうちおよそ70%が主婦・学生・ダブルワーカーなどの「物流事業者ではない新たな運び手」だ。登録者の平均年齢は34.6歳で、平均47.5歳のトラックドライバーを13歳下回っている点にもアプリ登録者の特性が表れている。

女性比率が高いのも特徴で、一般のトラック運送会社が2.4%とされているのに対し、ダイヤクの登録者では20%と、5人に1人を女性が占めている。車種ごとの年齢をみると「自転車」「バイク」の登録者は20代の割合がもっとも高く、次いで30代、40代が続く。

サービス開始から1年間を通し、最も取り扱い件数が多かった荷物は「法人・個人客宛ての弁当配達」、2番目に多かったのは「書類・メディア・ハードディスク」、3番目は「家具・家電」だった。このほか「鍵などの忘れ物」や「プレゼントの花束」「クリーニングに出した洋服」「ショッピング中に多くなってしまった荷物」など、利用客のアイデアによって多彩な場面で使われた。SNSの“インフルエンサー”の中には、ダイヤクの配達体験企画として「ハト」を運ぶ依頼もあったという。