フードセルート(東京都新宿区)は29日、同社が運営するシェアリングエコノミー配送アプリ「DIAq」(ダイヤク)で10月からクラウドキッチン「キッチンベース」とシステム連携し、フードデリバリーのプラットフォームを通じて受注した出前の配達を開始した、と発表した。
ダイヤクはサービス開始から3年を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で最近は「収入機会を意識的に分散してリスクを回避」する動きが見られ、配送を行う「アンカー」の登録人数が増加しているという。また緊急事態宣言下にあった5月末の流通額は前年実績の4倍に増加した。
同社では、アンカーの登録者を増やす好機とみて、ランチやディナーのピーク時に集中する中食需要に柔軟に対応する配送の仕組みとしてダイヤクを打ち出し、「ギグワーカーの自由で充実した働き方を後押し」するためにキャッシュレス決済を利用した報酬の受け取り方法を準備している。