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大和ハウス、200物流拠点へトラック予約システム

2018年9月12日 (水)

話題大和ハウス工業は12日、資本業務提携先のHacobu(ハコブ、東京都港区)が開発したトラックの入場予約システムを、200か所に上るすべての自社開発物流施設へ段階的に導入する、と発表した。

物流施設ディベロッパーがすべての開発物流施設にオンライン入退場管理システムを導入するのは初めてで、トラックドライバーが携帯電話から入退場受付を登録できる「オンラインチェックインシステム」も導入する計画。

入場予約システムは、入居テナント企業の同意を得て導入する。大和ハウス工業が導入費用を負担するが、入場予約手続きの際に発生するショートメッセージサービスの費用は、入居テナント企業の負担となる。

国土交通省がまとめた導入事例によると、トラック予約受付システムを利用することで、トラックドライバーの平均荷待ち時間は70%(59分)削減できる。まずはマルチテナント型物流施設「DPL流山I」(千葉県流山市)へ導入し、ほかの施設へ広げていく。

併せて導入するオンラインチェックインシステムは、物流施設から一定の半径内に入った際に、トラックドライバーが携帯電話から物流施設への入退場受付を登録できる仕組みで、ドライバーが物流施設に到着した際に車を降り、受付まで行く手間がなくなることから、長時間待機を引き起こす渋滞緩和が見込めるという。