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国交省、韓国の「過度な造船業支援」問題で局長級協議

2018年10月23日 (火)

荷主国土交通省は23日、韓国政府による同国の造船業に対する「過度な支援」が市場を歪曲するおそれがあるとして、24日にソウルで同国通商産業資源部との局長級協議を行い、この問題の早期解決について話し合うと発表した。

造船業界では、リーマンショック前の新造船の大量発注や、その後の海上荷動きの低迷による供給過剰問題が現在も解消されず、船価低迷が続いている。

国交省では、これまでOECD造船部会や日韓造船課長級会議の場で、韓国政府や公的機関による、経営難に陥った企業に対する大規模救済支援などの「自国造船業に対する過度な支援」が「造船市場を歪曲する」として、造船業の供給過剰問題の早期解決を阻害すると指摘し続けてきた。

24日の協議では、国交省の水嶋智海事局長が韓国通商産業資源部のチェ・ナムホシステム産業政策官と会い、「市場を歪曲するおそれのある公的助成の問題」について議論する。