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センコー、北京に冷凍・冷蔵物流センター

2018年10月31日 (水)
空白

拠点・施設センコーは10月31日、傘下のランテック(福岡市博多区)と、中国の「中外運空運発展」(シノトランスエア)の3社で設立した合弁会社「中外運扇拡国際冷鏈物流(上海)」が、中国・北京市内に冷凍・冷蔵機能を持った「北京物流センター」を11月1日から稼働させると発表した。

中外運扇拡は、センコーの現場力とランテックの冷凍・冷蔵物流の技術・ノウハウを活かし、中国国内の冷凍・冷蔵物流需要に対応するため設立された会社で、北京物流センターが同社初のセンターになる。

新センターは、北京首都国際空港から5キロに位置し、空港と北京市をつなぐ高速道路のインターチェンジから2キロと近く、北京市全域をカバーできる好立地。建物はシノトランスエアが所有する倉庫の一部を賃借した延床面積9000平方メートルの2階建て冷凍・冷蔵倉庫で、トラックバースには16台接車可能なドックシェルターを備え、外気温に触れることなく保管商品の荷捌きが可能となっている。

また、ドックレベラーや貨物用エレベーター3基により、荷役効率の向上を図るとともに、冷凍・冷蔵設備に省エネ型の自然冷媒冷凍機を採用するなど、CO2排出量削減と地球温暖化対策に対応している。

■「北京物流センター」の概要
所在地:中国北京市順義区天緯三街2号院6棟
建物構造:鉄筋コンクリート造2階建て
延床面積(賃借物件):9379平方メートル(2840坪)、うち冷凍・冷蔵倉庫8615平方メートル(2600坪)、事務所764平方メートル(230坪)
設備:貨物用エレベーター3基