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中古JRコンテナに「ごく微量」のアスベスト

2018年11月19日 (月)

▲微量のアスベストが含有された塗料の塗布部分(12フィートコンテナの場合)、床下面(内側)全面に塗布(フォークポケット部分は除く)

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サービス・商品日本貨物鉄道(JR貨物)は19日、同社グループが倉庫用などとして販売した中古コンテナに「ごく微量のアスベスト(石綿)が含有されていた」と発表した。同社は含有量について「ごく低濃度であり、瀝青系樹脂に覆われているため飛散することはなく、これまで通り倉庫などにそのまま使用できる」としている。

▲床面を下側から見た図(斜線部分に塗布、床板下面、梁の下面、側面)

コンテナを製造した旧・東急車両製造(現・総合車両製造所)からの報告で判明したもので、中古コンテナの「床下面」のほか、フォークリフトのフォーク部分を差し込むフォークポケットを除く「側面の塗料」に含まれているという。

このため、通常の使用では問題ないが、コンテナを移動させる際に床下面に傷がついたり、解体作業や改造などで塗膜を切断・剥離する際はアスベストが飛散する可能性がある。JR貨物では「コンテナを移動させることがあった場合には、床下面の傷をつけないよう」注意して移動させ、補修・改造・廃棄・解体作業などで塗膜を切断・剥離した場合は、自ら処理するのではなく「専門の業者に依頼」するよう呼びかけている。

▲20フィートまたは30フィートコンテナの場合床下面(内側)全面に塗布(フォークポケット部分は除く)

▲床面を下側から見た図(斜線部分に塗布、床板下面、梁の下面、側面)