ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

横浜冷凍、つくばに収容力2.4万トンの新拠点着工

2018年12月4日 (火)
空白

ロジスティクス横浜冷凍は3日、茨城県つくば市に収容能力2万4700トンの冷凍・冷蔵物流拠点「つくば物流センター」(仮称)を新設すると発表した。2020年2月の竣工を見込む。同日、現地では吉川俊雄会長ら50人が出席して起工式を行った。

新拠点は自然冷媒(NH3、CO2)を用いた自然対流冷却方式を採用。電動式移動ラックは、運送便が使用するパレット規格に合わせるとともに、庫内の入出荷作業で省人化を図る「カーゴナビゲーションシステム」と連動させ、フォークリフト作業やトラックへの積み下ろし作業の円滑化、作業時間の短縮化につなげる。屋上には618kWの太陽光発電システムを敷設し、環境へも配慮する。

周辺には多くの加工食品メーカーの工場が建ち並び、圏央道と常磐自動車道が交差するジャンクションへの近さや、北海道と関東をフェリーで結ぶ大洗港への接続性の高さから、同社の吉川会長は起工式で「つくばが完成すると、国内外合わせて収容能力が100万トンを超える。北関東、東関東の陸上・海上物流の拠点となる」と述べ、立地の優位性をアピールした。

■つくば物流センターの概要
名称:つくば物流センター(仮称)
所在地:茨城県つくば市みどりの東8番1
構造・規模:鉄筋コンクリート造・3階建て、一部鉄骨造
敷地面積:1万5500平方メートル
延床面積:2万200平方メートル
収容能力:2万4700トン(F級2万700トン、CF級3450トン、C級550トン)
主な設備:自然冷媒、冷凍機、屋上太陽光発電システム(618kW)、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム
竣工:2020年2月