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ヨコレイ、圏央道6拠点目の竣工で広域物流網形成

2020年2月27日 (木)

拠点・施設横浜冷凍は27日、圏央道で6拠点目となる「つくば物流センター」(茨城県つくば市)を竣工した、と発表した。

同センターは、延床面積2万平方メートル超の3階建て冷凍冷蔵倉庫で、冷凍2万4161トン、冷蔵564トンの合わせて2万4725トンを収容可能。つくば市は圏央道と常磐道の交差点で多くの食品工場が集積しており、近隣には北海道と関東を結ぶ大洗港があることから、フェリー貨物の保管需要も見込む。今回の竣工により、同社は圏央道の6拠点で首都圏を広域にカバーする物流網を形成した。

「つくば物流センター」の設備には、温度変化が極めて少ない自然対流冷却方式の冷却設備「ユリカーゴ」を国内で初めて導入し、プラットホームには外気・塵の進入を防ぐ高効率陽圧除湿空調システム「デームズ」を採用した。

また、電動式移動ラックと連動してフォークリフト作業の短縮と省人化を実現する「カーゴナビゲーションシステム」を同社で初めて全フロアに配置したほか、独自のトラック予約受付システム「ヨコレイトラックリザーブシステム」により荷主・従業員・ドライバーにとって円滑な入出庫を実現する。

このほか、入退館のセキュリティを高める「フードディフェンスシステム」の設置や自然冷媒(NH3/CO3)冷凍機の採用、屋上太陽光発電システムの設置など、「人」「もの」「地球」にやさしい冷蔵倉庫を目指した。

センターの概要
名称:つくば物流センター
所在地:茨城県つくば市みどりの東8-1
構造・規模:鉄筋コンクリート造3階建て一部鉄骨造
延床面積:2万273平方メートル
敷地面積:1万5514平方メートル
冷蔵収容能力:F級2万4161トン、C級564トン
主な設備:自然対流冷却方式「ユリカーゴ」、トラック予約受付システム、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム、太陽光発電システム(618.8kW)、高効率陽圧除湿空調システム「デームズ」、ビルエネルギーマネジメントシステム、全館LED照明