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三井倉庫HD、欧州の荷主倒産でのれん減損12億円

2019年2月5日 (火)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスは5日、同社傘下でデンマークを拠点にアジア・北欧間の海上輸送(NVOCC)や倉庫荷役を手がけるプライムカーゴ社の荷主が昨年12月末に破産申請したのに伴い、のれんの減損損失12億3600万円を2019年3月期第3四半期に計上したと発表した。

プライムカーゴ社はアジア・北欧間の海上輸送、デンマーク国内とポーランドにおける倉庫荷役業務を事業の柱としているが、ポーランドの主要荷主だったトップ・トーイ(TOP-TOY)社が18年12月末に破産を申請したのに伴い、三井倉庫HDは今後の事業計画を見直した。

トップ・トーイ社宛の未回収債権はなく、のれんの回収可能額を検討した結果、減損損失12億3600万円を計上するに至った。

なお、三井倉庫HDは物流事業が好調に推移していることを受けて同日、通期売上高、営業利益、経常利益が従来予想から上振れするとの見通しを明らかにした。