
▲「アマゾン茨木フルフィルメントセンター」
ECアマゾンジャパンは4日、大阪府茨木市に、物流ロボットを本格的に導入する拠点として国内2例目となる「アマゾン茨木フルフィルメントセンター」を開設し、今月から本格稼働に入ると発表した。
茨木FCは延床面積6万4000平方メートル(1万9300坪)の巨大物流施設で、2016年12月に稼働を開始した「アマゾン川崎FC」の4万平方メートル(1万2000坪)を60%上回る。
最大の特徴は、商品棚の下に入り、棚を持ち上げ、FC内を移動する「ドライブ」と呼ばれるロボットを導入する点で、すでに導入している川崎FCのドライブが重量145キロ、積載可能重量340キロとなっているのに対し、茨木では重量を136キロに抑えながら、積載可能重量を567キロへと6割強の能力アップを図った。移動速度は秒速1.7メートルで人間と同等のスピード。
ロボットが商品棚を従業員の前まで運ぶことで、従業員は移動することなく作業に専念できるため、入荷した商品の棚入れ時間と注文商品の棚出し時間の削減につながる。対象商品は書籍、電子機器、玩具など。
新拠点ではまた、壁面にデザインを施した広く明るいカフェテリアを設け「安くておいしく、従業員の健康に配慮したメニュー」(アマゾンジャパン)を提供する。ソファーのある休憩スペースや作業エリアでも音楽を流すなど、リラックスできる環境作りにも取り組む。
所在地:大阪府茨木市松下町2-1
延床面積:1万9300坪(6万4000平方メートル)
本格稼動日:2019年4月

▲Amazon段ボールをイメージした守衛室

▲デザインを施したカフェテリア

▲「Amazon Robotics」