拠点・施設三菱電機は25日、北米向け鉄道車両用空調システム事業を強化するため、米国拠点の子会社、三菱エレクトリックパワープロダクツ社(MEPPI、ペンシルバニア州)に新工場を建設したと発表した。28日(現地時間)から生産を開始する。
投資金額は2.3億円で、グローバル生産能力を現行の1.5倍に増強する。また、米国の機器国産化条件への対応強化と保守事業の取り込みを図り、北米市場でのシェア30%を目指す。
同社は、鉄道事業全体の売上目標2300億円(2015年度)のうち、海外800億円の達成に向けて鉄道車両用電機品の生産・販売体制の整備を進めている。MEPPIで生産している推進制御装置などの車両用電機品とともに、車両用空調機器の現地生産要求への対応力を強化し、北米での事業拡大を目指す。