ロジスティクスヤマタネは15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が534億4200万円(前期比0.3%減)と前期並みの水準だったのに対し、営業利益は53億5300万円(16%増)と2桁の伸びを示した。最終利益は22億1300万円(13%減)と減少した。
食品部門に次いで売上規模の大きい物流部門は、海外引越しや港運通関業務が好調だったことで、部門売上高211億600万円と1%の増収となったが、「大口先の入れ替え」や「取引内容の見直し」で荷役、付帯作業を中心に粗利益が減少し、部門利益は5.4%減の28億7000万円にとどまった。
今期は東京都江東区に8000坪の物流センターを開設するほか、千葉県印西市でも新拠点の建設に着手。これらの拠点開設に伴う先行費用を織り込み、売上高553億7000万円(3.6%増)、営業利益34億7000万円(35.2%減)と大幅な営業減益を予想。最終利益は18億2000万円(17.8%減)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | 19/3/1Q | |
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売上高 | 53,442 [-0.3%] | 40,571 [0.3%] | 27,394 [3.5%] | 14,368 [8.5%] |
営業利益 | 5,353 [16%] | 4,369 [24.4%] | 3,350 [43.9%] | 2,273 [112.6%] |
最終利益 | 2,213 [-13%] | 2,407 [12.2%] | 1,812 [33.9%] | 1,066 [71.3%] |
売上高営業利益率 | 10.0% | 10.8% | 12.2% | 15.8% |