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ヤマタネが物流拠点2件開設、20年3月期減益予想

2019年5月15日 (水)

ロジスティクスヤマタネは15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が534億4200万円(前期比0.3%減)と前期並みの水準だったのに対し、営業利益は53億5300万円(16%増)と2桁の伸びを示した。最終利益は22億1300万円(13%減)と減少した。

食品部門に次いで売上規模の大きい物流部門は、海外引越しや港運通関業務が好調だったことで、部門売上高211億600万円と1%の増収となったが、「大口先の入れ替え」や「取引内容の見直し」で荷役、付帯作業を中心に粗利益が減少し、部門利益は5.4%減の28億7000万円にとどまった。

今期は東京都江東区に8000坪の物流センターを開設するほか、千葉県印西市でも新拠点の建設に着手。これらの拠点開設に伴う先行費用を織り込み、売上高553億7000万円(3.6%増)、営業利益34億7000万円(35.2%減)と大幅な営業減益を予想。最終利益は18億2000万円(17.8%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期19/3/3Q19/3/中間19/3/1Q
売上高53,442 [-0.3%]40,571 [0.3%]27,394 [3.5%]14,368 [8.5%]
営業利益5,353 [16%]4,369 [24.4%]3,350 [43.9%]2,273 [112.6%]
最終利益2,213 [-13%]2,407 [12.2%]1,812 [33.9%]1,066 [71.3%]
売上高営業利益率10.0%10.8%12.2%15.8%