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鉄貨協調べ

トラックドライバー不足加速、10年後28万人不足

2019年6月12日 (水)

調査・データ鉄道貨物協会はこのほど、営業用トラックドライバーが2028年に27.8万人不足するという調査結果を公表した。18年の本部委員会報告書で、営業用トラックドライバー需給量の将来予測としてまとめた。

報告書によると、17年末時点の営業用トラックドライバーは、需要量109万701人に対し、供給量は98万7458人にとどまり、足元の状況としてすでに10万3243人不足している。

不足数は20年14万4058人、25年20万8436人、28年には27万8072人と、年を追うごとに拡大する見通しで、28年時点の需要量は117万4508人と予測していることから、単純に考えれば11.7人のドライバーが必要な事業所で8.9人しか確保できないということになる。

また、年齢層別でみると17年では供給量98万7458人のうち24歳以下が2万5498人と2.6%を占めているのに対し、28年時点では供給量89万6436人のうち2万191人と、24歳以下の占有率が2.2%まで低下する。一方、55歳以上は21万9724人(占有率22.3%)から36万7657人(41%)へと大きく増え、高齢化が加速する。