
▲LOGI’Q綾瀬外観(出所:東急不動産)
拠点・施設東急不動産は17日、神奈川県綾瀬市に開発したマルチテナント型物流施設「LOGI’Q綾瀬」が5月30日に完成したと発表した。延床面積11万7000平方メートル超、地上5階建ての大規模施設で、同社の物流施設ブランド「LOGI’Q」(ロジック)シリーズでは関東最大規模となる。7月17日には綾瀬市と防災協定を締結し、災害時には地域の一時避難所としての機能も担う。
同施設は東名高速道路・綾瀬スマートインターチェンジ(IC)から1.1キロに位置し、関東、関西圏への輸送に適した立地。シングルランプを備えた構造で、トラックが各階へ直接アクセスできる設計となっており、最小2500坪から最大10テナントの入居が可能。高荷重対応フロアや将来対応の搬送機設備などにより、多様な業態に対応する仕様が特徴だ。
施設の防災面では、同シリーズで初めて免震構造を採用。建物の揺れを低減し、人命や保管物の被害を最小限に抑える。敷地内にはマンホールトイレやかまどベンチ、非常用電源、簡易トイレの備蓄などの設備も整え、地域住民の一時避難にも活用できる設計となっている。

▲免震装置(出所:東急不動産)
環境対策にも力を入れており、屋上には1.75メガワットの太陽光発電設備を設置。再生可能エネルギーによる自家消費を行うほか、必要に応じて同社保有の再エネ発電所由来の電力を利用する。これにより、環境認証「CASBEE」でSランク、「BELS」6つ星、ZEB認証など、最高評価を取得した。
共用部には、渋谷の街並みをイメージしたエレベーターホールや、木目調の休憩室を設置するなど、就労環境の向上にも配慮している。
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