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政投銀、エフピコに環境格付に基づくシンジケートローンを実施

2010年8月27日 (金)

話題日本政策投資銀行(DBJ)は27日、エフピコに対し、地域金融機関14行とともに総額30億円の環境クラブ型シンジケートローン「エコノワ」を組成したと発表した。

 

DBJ環境格付融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した融資メニュー。

 

今回の格付では、SCM(サプライチェーンマネジメント)を核とした「トレーtoトレー」のリサイクルシステムが、食品トレーのライフサイクル全体に亘る環境負荷低減に貢献しているほか、独自の技術開発により、食品トレーの軽量化を実現し、原料・廃棄物のみならず、物流におけるCO2排出量も削減している点など、環境経営を高く評価し、最高ランクの格付を取得した。

 

エコノワは、対象企業が負担している環境費用・環境投資を資金使途としており、環境意識の強い金融機関によって組成。今回は、地域の環境配慮活動を促進するとともに、地域と環境を結びつけるため、融資の資金使途となるリサイクル関連の設備投資を実施する工場が存する地域(北海道・山形・茨城・岐阜・広島・佐賀)を営業基盤とする地域金融機関各行と共同融資を行った。