財務・人事トランコムが29日に発表した2020年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、製造現場の生産請負と人材派遣を行う「インダストリアルサポート事業」と国内システム部門など「その他」の採算性が大幅に改善されたことで12%の営業増益となった。
インダストリアルサポート事業は料金契約の適正化とコスト管理を徹底し不採算取引を整理したことで、部門売上は△4300万円だったが、部門利益は6800万円で6.8倍の増益。国内のシステム部門など「その他」事業も採算性を改善し増収増益となった。
最も売上の大きい物流情報サービス事業は、成約件数の増加、運賃単価の上昇、自動車部品の幹線輸送が拡大したことを受けて増収増益。ロジスティクスマネジメント事業も、新規業務・新規拠点の稼働と既存顧客の物量増加、生産性の向上などで増収増益となった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | |
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売上高 | 39,240 [6.3%] | 151,111 [6.6%] | 113,850 [6.5%] | 73,345 [5.6%] |
営業利益 | 1,678 [12%] | 6,733 [13.2%] | 5,205 [15.1%] | 2,983 [18.3%] |
最終利益 | 1,041 [7.5%] | 4,328 [19.4%] | 3,520 [29.4%] | 2,001 [33.4%] |
売上高営業利益率 | 4.3% | 4.5% | 4.6% | 4.1% |