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横河電機、マレーシアで発電所向け制御システムを受注

2012年7月12日 (木)

荷主横河電機(東京都武蔵野市)は11日、関連会社のヨコガワ・コントロール・マレーシアが、キマニス・パワー社がボルネオ島北東部のマレーシア領サバ州に建設するキマニスコンバインドサイクル発電所向けの制御システムとフィールド機器を、CTCIコンソーシアムから受注したと発表した。

 

キマニスコンバインドサイクル発電所は、総出力30万キロワット(10万キロワットの発電ユニット3基)の発電所で、3期に分けて建設され、2013年12月に第1ユニット10万キロワット分の操業がスタートする。

 

横河電機が受注したのは、ボイラーの制御、ボイラー、タービンの付帯設備の制御を行う統合生産制御システム「センタムVP」、異常発生時にプラントを安全に停止させる安全計装システム「プロセーフRS」、排ガス成分を分析するガス分析計、差圧・圧力伝送器など、制御システムからセンサまでの計装設備一式。これらの納入、エンジニアリング、機器据付、試運転など、プロジェクト全体の遂行はヨコガワ・コントロール・マレーシアが行う。

 

マレーシアでは、政府や民間業者による工業団地開発が今後も見込まれており、電力需要増に対応するためのインフラ整備が進められている。同社は今回の受注を機に、マレーシアで電力プラント向け制御ビジネスの事業拡大を目指す。