調査・データ自律制御システム研究所(ACSL)とエアロダインジャパン(東京都渋谷区)は9日、有人地帯上空での目視外飛行(レベル4)を見据え、連続飛行試験が実施できる体制をASEANで連携して構築する、と発表した。
レベル4環境下で飛行するためには、十分な飛行時間やリスクレベル評価、安全性・信頼性を示すための基礎データが重要になることから、まずは自律制御システム研究所の産業用ドローン「ACSL-PF2」と「ミニ」を使ってマレーシアで1000時間の連続飛行試験を行う。
自律制御システム研究所は、有人地帯上空での目視外飛行(レベル4)に関する規制整備が2022年に整う見通しとなる中、マレーシアに本拠を構えるエアロダイングループの日本法人と組むことで、同国で飛行試験を実施。現地でパイロットを中心としたチームを組成し、中期経営方針でも掲げるASEAN進出を加速する。