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DHL、上海浦東空港にアジア最大拠点を開設

2012年7月17日 (火)

ロジスティクスDHLはこのほど、1億7500万米ドルを投資し、中国の上海浦東国際空港に同社のアジア拠点で最大規模となる「北アジアハブ」を開設した。さらに1億3200万米ドル(1億ユーロ)を投じ、2014年までに上海-北アジア、上海-ヨーロッパ、上海-アメリカ間の高需要ルート向け専用機8機を追加する。

 

北アジアハブは香港のセントラルアジアハブを補完し、北アジア内で輸送を行う顧客はルート短縮が可能になる。これにより、結果として最大4時間の航空輸送時間短縮、集荷時間延長、より早い配達を実現する。

 

北アジアハブは、8万8000平方メートル(サッカー競技場約13個分)の敷地に開設、1時間に最大で書類2万通、貨物2万個を処理することができる。燃費の良いT5照明や温水用太陽光発電など、環境へも配慮しており、仕分けシステムは使用されていない装置を自動的に感知し、再稼働が必要になるまで省エネのスリープモードに切り替わるよう設計した。

 

同社では、北アジアハブの開設について「比類なきマルチハブ・アジアネットワークの完成を意味する」と説明。上海、香港、バンコク(タイ)、シンガポールのアジア太平洋地区4ハブが、70以上のゲートウェイとつながる。DHLのネットワークインフラは、40の国と地域をカバーする40機以上の包括的なエアネットワークによって支えられており、さらに1日あたりコマーシャルフライト約690便を活用するという。

 

DHLジャパンでは、北アジアハブ開設と日本での国際エクスプレスサービス開始40周年を記念し、eコマースツールを利用して荷物を発送される顧客を対象としたポイントキャンペーン「楽して得するWチャンス!」を11月30日まで実施する。